妊婦でも使える市販の白髪染め、安全なものはどれ?

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妊娠中の白髪染めやヘアカラーは赤ちゃんに影響が出るって聞きますよね。
妊婦さんでも安心して使える市販の白髪染めってないのでしょうか?

市販の白髪染めの種類。妊婦でも使えるものは?

市販で購入できる白髪染めは、大きく4種類に分類できます。
それぞれの特徴と、妊婦さんに安全なのかどうかを説明していきます。

アルカリカラー(二剤を混ぜるもの、泡カラーも)

サイオス 白髪染め

一般的に白髪染めというとこのタイプの白髪染めを想像する人は多いと思います。
「ビゲン」「シエロ」「サロンドプロ」などをテレビCMやドラッグストアなどでよく見かけますよね。
アルカリカラーヘアカラー酸化染料など色んな呼び方がありますが、二剤を混ぜて染めるもの。ツーンとする刺激臭のある、あの白髪染めです。

クリームタイプやジェルタイプ、泡タイプなど液剤の形状は違いますが、どのタイプも白髪を染める仕組みは同じで、1剤と2剤を混ぜて染料を発色させて髪を染めていく仕組みになっています。
1剤には「酸化染料」と「アルカリ剤(過酸化水素)」が配合され、2剤には「酸化剤」が配合されています。
この2つを混ぜて髪に塗ると、1剤のアルカリ剤がキューティクルを開き髪内部に浸透します。
2つを混ぜたことで化学反応により酸素が発生し、その発生した酸素がメラニン色素を脱色し発色させます。そして、発色した染料の分子は結合して大きくなりキューティクルの隙間から出られなくなることで、髪に色が定着して髪が染まります。

このタイプは、しっかり白髪に色が定着するので、一度でしっかり染まり、色落ちの心配もありません。

妊婦さんが使っても問題ない?

染まりやすさ、色持ちの良さではこのタイプの白髪染めがダントツで優秀なのですが、危険度もダントツで高いです。
1剤の酸化染料に使われている「パラフェニルジアミン」などの化学物質は強い毒性をもっているので、アレルギーを起こしたり、頭皮や髪へのトラブルを引き起こす心配があります。いわゆるジアミンアレルギーです。

ジアミンアレルギーは、ひどい場合、顔や首までパンパンに腫れあがったり、嘔吐や呼吸困難に陥ることもあるくらい、怖いアレルギーです。

特に、妊婦さんは身体が変化している状態になるので、妊娠前は染めても大丈夫だった商品でも、妊娠中はこのタイプでの毛染めは危険です。
使用説明書にも、「妊娠中は使用できない」と書いてあるはずです。

ヘアマニキュア

ブローネ ヘアマニキュア

ヘアマニキュアの白髪染めもドラッグストアでよく見かけますよね。
「ブローネ」や「サロンドプロ」などヘアカラーを販売しているメーカーから発売されているのが多いですね。

ヘアマニキュアの白髪染めは、髪の表面に色を定着させるので、髪が傷まないのが特徴です。
ですが、その反面内部まで浸透させて色を定着させていないので、シャンプーのたびに少しずつ色が落ちていきます。
また、髪の表面をコーティングするだけなので、黒髪を明るく染めることはできません。

妊婦さんが使っても問題ない?

ヘアマニキュアは、髪を染める染料として「酸性染料(タール色素)」が使われています。
タール色素は、石油を生成する時に生じるナフサというものを原料にしている色素から作られているのですが、肌荒れを起こしたり発がんの可能性もあるとされているので、妊婦さんにとっては、安全な白髪染めとは言えません。

美容院で、頭皮につかないように染めてもらえば大丈夫という人もいますが、実際問題としてすすぐ際に絶対に頭皮につきます。

アルカリカラーほど危険ではありませんが、できれば避けたいところです。

ヘナ

ヘナ

ヘナの白髪染めは、聞いたことはあるものの実践している人は少ないのではないでしょうか。
ヘアカラーやヘアマニキュアのようにドラッグストアで取り扱っていない店舗も多いので商品自体どんなものなのか知らない人も多いと思います。

ヘナとは、インドなどで自生する「指甲花」という植物を粉末したものです。ヘナには「ローソン」という色素が含まれていて、その色素が髪のタンパク質に反応しオレンジ色に発色する仕組みです。白髪はオレンジ色に染まりますが、黒髪を明るくすることはできません。

妊婦さんが使っても問題ない?

天然の成分なので妊婦さんが使用しても害はありません。
ただ、たまに植物アレルギーを発症する人もいるので、初めて使うときはパッチテストをした方が安心です。特に、インディゴをまぜているヘナはアレルギーを発症する人が結構いるので注意が必要です。

ヘナは、安全な白髪染めとしてはイチオシなのですが、その一方でちょっと使いづらいというか、デメリットが色々あります。
だから、安全であるにもかかわらず、使用している人が少ないのだと思います。

たとえば、ヘナで髪を染めるには最低でも1時間、できれば3時間ほど時間をおく必要があります。
妊婦さんにとっての1~3時間の放置時間は疲れもありますが、身体が冷えてしまう恐れもあります。ヘナには体を冷やす作用もあるんです。
また、ニオイも薬草のような独特な香りがあり、そのニオイで体調が悪くなる人もいるようです。

あとは、思ったような色に染められないという点です。ヘナ100%で染めるとオレンジ色に染まります。インディゴを混ぜて暗くすることも可能ですが、今度は黒髪が不自然に黒くなりすぎたり・・・。植物だけで染めるわけですから、染まり具合もそのときそのときでバラつきが出ます

そのあたりを大らかに許容できて、なおかつ手間とニオイを乗り越えられる人はヘナで染めるのが良いと思います。

カラートリートメント

カラートリートメント

白髪染めの中でも最近人気が急上昇しているのが「カラートリートメント」です。
ドラッグストアでも、「ビゲン」「50の恵み」などのカラートリートメントを購入することができますし、通販販売でも多くのカラートリートメントが販売されています。

カラートリートメントの特徴は、シャンプー後にトリートメントの代わりに使うだけで白髪を染めることができる点です。(乾いた髪にも使用できます)
ヘアマニキュアと同様、髪に染料をコーティングしているだけなので黒髪を明るく染めることはできません。また色持ちも1週間ほどと、あまり良くありませんが、気になったらシャンプー後にトリートメントと同じように使って10分程度おくだけなので簡単です。

二剤式のアルカリカラーでしっかり染めたとしても、どうせ1~2週間で伸びた白髪が目立ってきますよね。
だったら、週に1回カラートリートメントで染める方が、手軽にキレイな状態をキープできる!ということで人気が高まっているようです。

妊婦さんが使っても問題ない?

カラートリートメントの染料は「HC染料」や「塩基性染料」がメインとなっています。
これらは合成染料の一種ですが「化粧品」に分類される比較的安全な染料です。素手で染めても大丈夫なくらいです。
ただ、素手でさわっても肌に害が無いという意味であって、実際に素手で染めると爪の周りに染料が入り込んで取れにくいので手袋はした方がいいと思います。

「肌にやさしいものがいい、でも手間がかかるのはイヤ」という妊婦さんは、カラートリートメントが良いと思います。

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